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細胞検査

各種検査材料は材料に合った塗抹標本を作製し、各種染色を施して鏡検検査を行います。

 

 

細胞検査 (婦人科材料)

材   料: 子宮膣部、頸部、内膜

検査方法: パパニコロウ染色

所要日数: 3〜6日

 

検体の取り扱い       

提出方法

 湿固定標本 1枚     (保存:室温)    液状検体

固定方法

 スプレー固定液

採取時の注意事項

 塗抹後2〜3秒以内に固定する。乾燥厳禁


湿固定はスプレー固定が基本となりますが95%アルコール固定でも可能です。95%アルコールで固定された場合、提出時にはスプレー固定液をかけて塗抹面を保護してご提出下さい。

液状検体は採取した材料を専用容器に入れて提出して下さい。

 

 

細胞検査 (その他材料)

材   料: 喀痰、気管支洗浄液、尿、体腔液、乳腺、甲状腺、各種穿刺材料、胆汁、膵液、髄液、他

検査方法: パパニコロウ染色、他

所要日数: 3〜6日

 

検体の取り扱い

喀痰

提出方法

 湿固定標本 2枚     (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液
採取時の注意事項  2枚のスライドガラスの間に挟み、2から3回摺り合わせ拡げる
気管支擦過 提出方法  湿固定標本 2枚     (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液
採取時の注意事項  塗抹後2〜3秒以内に固定
気管支洗浄液 提出方法  湿固定標本 2枚     (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液
採取時の注意事項  塗抹後2〜3秒以内に固定
集細胞法 提出方法  蓄痰専用容器(固定液入り)  (保存:室温)
固定方法  容器内の固定液による湿固定
採取時の注意事項  早朝痰を3日連続採取する
液状検体

尿・胸水・腹水など

提出方法  湿固定標本 2枚  乾燥固定標本 1枚   (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液  乾燥固定:塗抹後急速冷風乾燥
採取時の注意事項  1500rpm遠心後、直ちに塗抹、固定
 髄液は特に変性が早いので採取後直ちに標本作製を行って下さい。
穿刺吸引検体

乳腺・甲状腺・関節など

提出方法  湿固定標本 2枚  乾燥固定標本 1枚  (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液  乾燥固定:塗抹後急速冷風乾燥
採取時の注意事項  塗抹後2〜3秒以内に固定
捺印標本

リンパ節・腫瘍など

提出方法  湿固定標本 2枚  乾燥固定標本 1枚  (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液  乾燥固定:塗抹後急速冷風乾燥
採取時の注意事項  塗抹後2〜3秒以内に固定
圧挫標本

腫瘍・脳組織など

提出方法  湿固定標本 2枚  乾燥固定標本 1枚  (保存:室温)
固定方法  スプレー固定液  乾燥固定:塗抹後急速冷風乾燥
採取時の注意事項  2枚のスライドガラスの間に検査材料を挟み圧挫後、直ちに固定

 

湿固定はスプレー固定が基本となりますが95%アルコール固定でも可能です。95%アルコールで固定された場合、提出時にはスプレー固定液をかけて塗抹面を保護してご提出下さい。

 

 

 検査依頼時のお願い

細胞検査を行う上で最も大切なことは、良好な標本作製です。そのためには、新鮮な材料をできるだけ早く塗抹・固定しなければなりません。もし材料が長時間放置されたり、目的に合った塗抹・固定が素早く行われなければ、細胞は変性・膨化し、正確な診断が妨げられてしまいます。
塗抹や固定の作業は検体採取後早急に行なって頂くようお願いいたします。


依頼書には性別、年齢、採取部位(材料名)、臨床所見(婦人科の場合は最終月経も)を明記してください。これらはスクリーニング時や診断に欠かせない情報です。ご協力をお願い致します。

 

 

 

検査結果

 

ベセスダ判定 (従来のクラス分類(日母分類)とベセスダシステム2001準拠表記の対応表)

 扁平上皮系

  ベセスダシステム結果 ベセスダシステム略語 推定される病変

 従来の  クラス分類

英語表記 運 用
標本の適否 適正 適正   判定可能    
不適正 See below   判定不能   再検査
細胞診判定 陰性 NILM 非腫瘍性所見、炎症、微生物 T、U Negative for intraepithelial lesion or malignancy 異常なし:定期検査
意義不明な異型扁平上皮細胞 ASC-US 軽度扁平上皮内病変疑い U-Va

Atypical squamous cells of undetermined significance
(ASC-US

 

要精密検査:

  1. HPV検査による判定が望ましい
    陰性:
    1年後に細胞診、HPV併用検査

    陽性:コルポ、生検

  2. HPV検査非施行6ヵ月以内細胞診検査

HSILを除外できない異型扁平上皮細胞 ASC-H 高度扁平上皮内病変疑い Va-b

Atypical squamous cellscannot exclude HSIL(ASC-H)

要精密検査:

  コルポ、生検

軽度扁平上皮内病変 LSIL HPV感染
軽度異形成
Va Low grade squamous intraepithelial lesion
高度扁平上皮内病変 HSIL 中等度異形成

高度異形成

上皮内癌

Va

Vb

W
High grade squamous intraepithelial lesion
扁平上皮癌 SCC 扁平上皮癌

X

Squamous cell carcinoma
 腺細胞系
  ベセスダシステム結果 ベセスダシステム略語 推定される病変

 従来の クラス分類

英語表記 運 用
細胞診判定 異型腺細胞 AGC 腺異型または腺癌疑い V Atypical glandular cells 要精密検査:

コルポ、生検、頸管
および内膜細胞診または組織診
特定不能な
異型腺細胞
AGC−NOS 特定不能な
異型腺細胞
Va Atypical glandular cells not otherwise specified
腫瘍性を示唆する異型腺細胞


AGC
favor neoplastic

腫瘍性を示唆する異型腺細胞 Vb Atypical glandular cells favor neoplastic Adenocarcinoma in situ
上皮内腺癌 AIS 上皮内癌 W Adenocarcinoma in situ
腺癌 Adenocarcinoma 腺癌 X Adenocarcinoma
その他の
悪性腫瘍
Other malig その他の悪性腫瘍 X Other malignant neoplasms 要精密検査:病変検索


日母分類判定
判 定 5 段階 分類 判 定 内 容
陰性 クラスT

 正常

クラスU  良性の異型細胞を認める
 良性の異型細胞であるが再検希望
疑陽性 クラスVa  悪性を弱く疑う
クラスV  悪性を疑う
クラスVb  悪性を強く疑う
陽性 クラスW  悪性を強く疑う
クラスX  悪  性

(日本母性保護医協会癌対策委員会 準拠)

 

 
喀痰集細胞法の判定基準と指導区分
判定 細 胞 所 見 指導区分
A

喀痰中に組織球を認めない

 材料不適、再検査
B

正常上皮細胞のみ
基底細胞増生
軽度異型扁平上皮細胞
線毛円柱上皮細胞

 現在異常を認めない。次回定期検査

C

中等異型度扁平上皮細胞
核の増大や濃染を伴う円柱上皮

 程度に応じて6ヶ月以内の追加検査と追跡
D 高度(境界)異型扁平上皮細胞または悪性腫瘍の疑いある細胞を認める  ただちに精密検査
E 悪性腫瘍細胞を認める

(日本肺癌学会:肺癌細胞診判定基準改訂委員会)

 

【注】

 1) 個々の細胞の判定ではなく、喀痰1検体の全標本に関する総合判定である。
 2) 全標本上の細胞異型の最も高度な部分によって判定するが、異型細胞少数例では再検査を考慮する。
 3) 扁平上皮細胞の異型度の判定は異型扁平上皮細胞の判定基準写真を参照して行う。
 4) 再検査とは検体が喀痰でない場合に再度検査を行うことを意味する。
 5) 追加検査とはC判定の場合に喀痰検査を追加して行うことを意味する。
 6) 再検査や追加検査が困難な時には、次回定期検査の受診を勧める。

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